私の経歴

大学時代は応用生物科学科でタンパク質の働きの研究をしていました。さらに野球部も一生懸命やっていて、いざ部活を引退して就活を始める段階になって、そもそも自分が何をしたいんだ？と。その時に相談した鉄道会社勤務の先輩に言われた「俺たちの仕事があるからこそ、世の中が回っているんだ」という言葉に、そこまで誇りに思える仕事場ってどんな世界なんだろうと興味を持ちました。新京成電鉄に決めた理由は小さいころから親しんできた思い入れのある鉄道だったことと、面接の雰囲気もかなり良くて、ここなら自分の力を遺憾なく発揮できると感じたからです。

仕事紹介

入社後、半年間の研修を経て現在の部署に配属されました。新京成グループは全部で７社。バス事業、コンビニ業、駐車・駐輪場業、ビル管理業、広告業と、鉄道の利用促進や地域の魅力アップを担う様々な会社があり、私の部署がすべての事業の統括を行っています。経営の方針決定にあたって重要な予算作成や業績予想などの数値の確認やスケジュール調整、取締役会の日程調整、議事録作成のほか、各社の報告事項をまとめた資料作成や、上席に報告するのも私の仕事です。２年目の私が上席に発言できる貴重な機会を与えられ、それが成長の糧になっています。

時にはグループ会社から人事制度などの相談を受けることもあります。業態がそれぞれ違う各会社についてすべての知識をきちんと身につけておかないと話もできません。大学時代の研究内容とはまったく違う世界でほぼ知識のない状態からのスタートは相当大変でしたが、苦しい反面、今まで知らなかった事柄に触れられる楽しさも感じています。グループ各社の方がとても協力的で、いまはまだ助けていただく場面が多いので、しっかり成長していつか恩返しをしたいと思っています。

仕事で感じるやりがい

特に印象に残っている仕事は、２０年ぶりにバスのデザインをリニューアルした「新京成グループ統一デザインバス」のプロジェクトです。バス会社２社と私たちグループ事業統括担当で分科会を構成。それぞれがデザインを持ち寄るコンペに私も参加させていただき、投票を経て私のデザインが選ばれました。完成したバスを見た時にはなんとも言えぬ感動と、これからこのバスが街中を走ることを想像してドキドキワクワクしました。この時の感動は一生忘れられないと思います。お客さまから「いいデザインだね」と言われたことも嬉しかったですね。グループ会社が一体となった取り組みを通じ、より強い経営体制にも貢献できたんじゃないかと満足しています。