キャリアパス(インタビュー)

鉄道事業本部鉄道営業部 運行管理課長

2002年入社 法学部卒

さまざまな部署で培った
企業全体を見渡す視点

ジョブローテーション

2002年4月
2002年8月
2006年7月
2011年6月
2014年4月
2015年6月
2017年6月
入社から初任配属

入社から初任配属

大学では今でいうところの会社法を学び、地元の新京成電鉄に入社しました。当時、配属までの4カ月間は、駅員、車掌等の鉄道の業務研修を受け、総務課へ配属されました。

総務課では、株主様への対応、投資家向け適時開示情報の開示、株主総会の運営などの株式業務をはじめ、社内規則の改廃や本社内の環境整備等、社内外多岐にわたる業務を経験しました。

正直なところ、大学での学びが実務に役立つとは思っていませんでしたが、専門用語がわかるため、業務内容の把握がスムーズでした。まさに学んだことが直結する部署でした。

異動と出向

お客さまサービス課へ異動すると仕事内容が大きく変わりました。お客さまサービス課も総務課と同様の勤務体系ではありますが、自身が休みの日でも電車は毎日動いています。電車が動いているということは駅の現場も動いていて、統括部署であるお客さまサービス課として、現場で起こったことを把握してスムーズに対応することが求められます。今まで運輸業に直接関わらない仕事をしていた自分にとって、ここで、鉄道会社であることを改めて認識しました。

バス会社への出向時は、総務部長兼営業部長という立場でした。要は何でも屋です。株主総会だけでなく、採用、決算、ダイヤ作成、バスの購買など、会社業務全般を担当していました。

運行管理課では、まずは電車のダイヤ作成を担当しました。課長になってからは、電車の乗務員への社員教育もあわせて見るようになりました。

異動と出向

ジョブローテーションの利点

お客さまサービス課の仕事を担当していた頃に、自分が良いと思ったことが採用されず、「なぜ自分の意見が通らないのか」と自分本位に思ったこともありました。

ただ、さまざまな部署で仕事をする中で、会社全体を見渡して「自分の部署だけでなく会社のためにやるべきことは何なのか」といった視点が培われたように思います。

特にバス会社ではお金の流れなど、今まで経験していないことを通じて業務全般を見ることができました。例えば、運転士の人員が限られている中、お客様のことを考えるともう少しバス便を増やしたい。それぞれの部門での課題をどのようにジャッジしていくかという難しい課題にも直面しました。

現在の業務でも、迷ったときは、バス会社などで経験したことを思い返して判断の一助としています。

仕事で感じるやりがい

仕事で感じるやりがい

お客さまサービス課在籍時、PASMOのサービス開始に携わった時は、サービス開始時期が異動の半年後だったこともあって悪戦苦闘の毎日でした。数年ほどかけて前任者が準備してきたものを引き継ぎながらサービス開始前の最終準備を担当するというプレッシャーもありました。

2007年3月18日が利用開始日でしたが、最後の1カ月は毎日のように「朝、目覚めたら3月18日になっている」という夢を見るほど、気の抜けない日々が続きました。

なんとか準備が整い、当日に現場に立ち会ったとき、お客様が滞りなくPASMOを使われている姿を見て、ホッとしたと同時にすごく嬉しかったことを覚えています。どの部門でも共通していますが、新しいことを始めたときにも、いつもどおりお客様がご利用いただいている姿を見ることができたときが非常にやりがいを感じます。

今後の目標

もともと新京成沿線に住み、利用者でもあったので、お客様に便利に快適に安全にご利用いただけることが一番だと思っています。安全やサービスについて考えるときには、今でも自分自身が沿線に住んでいることもあり「自分がお客様であったら」という視点を大事にするようにしています。これからも常にご利用されるお客様の立場に立った輸送サービスを提供したいと思っています。

私にとって新京成は、子どもの頃から日常にあって当たり前の交通機関なのですが、他県の方の認知度は低いと感じています。ぜひ多くの方に新京成沿線の魅力を知っていただき、新京成沿線に住みたいと思っていただけるような魅力的なまちづくりに寄与したいと考えています。

新京成電鉄は組織が大きすぎないので、一緒に働く人の顔が見えます。私たちの目的は、安全にお客様を目的地までお運びすること。この一点にブレがないため、いざというときのチームワークの強さには誇りを持っています。
就職先を決めることは、とても大きな決断です。自分はなにがやりたいのかを常に考え、妥協せず会社選びをしてください。それが新京成電鉄であればうれしく思います。

ページトップへ